秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

「私の時計。」


「修理に出した。止まってただろ?」


「うん。」


「もう一度、始めよう。俺たちの時間。」


「うん!」


「じゃあ、はじめの一歩な。」


そう言うと、龍矢は私を離して。


もう一度、マイクの前に行った。


「みなさん、僕はこの学校を辞めたいと思います。」


「龍矢・・・」


「ただし、今回のこととは関係ありません。今学期が始まるときから考えていたことです。」


そう・・・なの?


「実はもう一つ、みなさんに隠していたことがあります。」


それって・・・


まさか。