布団をめくると、美和の姿があった。


「寝てるのか?」


泣いたあとが残ってる。


お前は今、幸せじゃないよな?


お前を守るって。


幸せにするって言ったのに。


これじゃあ、全然だな。


美和はベットの隅の方に寝ていた。


いつもなら、ベットの真ん中で美和を抱きしめて寝るのに。


今は、それすらさせてくれそうにないな。


「ゆっくり寝ろ。」


美和にキスを落とすと。


止まった時計を持って、寝室を出た。


早く時計を直そう。


じゃないと、俺たちの時間はいつまでも止まったままだ。