秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

怖かった。


沙羅さんは、綺麗で。


大人で。


電話があるたびに。


龍矢の心が、持っていかれるんじゃないかって。


でも。


そんな心配しなくてよかったんだね。


「寝よう。」


「仕事途中でしょ?」


「いい。今はそれより大事なことがあるから。」


「大事なこと?」


「美和を抱きしめて寝ること。」


そう言って、私をベットまで運ぶ龍矢。


「不安だったか?」


「・・・うん。」