秘密な花嫁~旦那様は先生!?~③

「なに言ってるんですか?」


「私ね、好きでイギリス行ったわけじゃないの。」


「だったらどうして?」


「親の命令よ。市ノ瀬って名字知ってるでしょ?」


知ってる。


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「私そこの娘なのよ。英語ぐらい話せないといけないって言われてね。留学してたの。」


「だから何なんですか?」


「龍矢なら待っててくれると思った。」


「・・・」


「でも結婚してるんだもん。びっくり。」


そう言って、首をすくめた。


「でもさ、美和ちゃんなら勝てると思うんだよね。」


勝てるって、なに?


「だって、私のほうが年も近いし。」