「・・・わかった。すればいいんでしょ?」


「そう。すればいいの。」


何よ、偉そうに。


しょうがないから。


一口に切って。


龍矢の口まで運んだ。


「うまい。」


「だって、私が作ったんだから。」


「じゃあ、美和も。」


「えっ、いいよ。自分で食べるから。」


「いいから。」


そう言って、私からお皿とフォークを奪った。


もーすっごい恥ずかしい。


私がケーキにかぶりついた瞬間。


寝室のドアが思いっきり開いた。