…と思ったけど、少し間があって…、
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
真っ暗な店内から何人かの男女の歌声が聞こえてきた。
「あっ…!」
続いて店の奥のほうから点々と灯る小さな灯かりが現れた。
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
その点々と灯る小さな灯かりが、だんだんあたしに近づいてくると、お店の入り口から差し込む太陽の光にぼんやりと照らされて、その謎の物体の正体が分かった。
ソレは喫茶店のマスターが大事そうに抱えた、15本のロウソクに火が灯るイチゴと生クリームのバースデー・ケーキだった。
「ハァッピー・バァースデェイ・ディア・毬ちゃ~ん♪」
マスターの後に続くように、入り口のほうに集まってきた他のヒトたちの顔もぼんやりとだけど見えるようになった。
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
「…!」
あたしはそのとき感動して鳥肌が立った。
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
真っ暗な店内から何人かの男女の歌声が聞こえてきた。
「あっ…!」
続いて店の奥のほうから点々と灯る小さな灯かりが現れた。
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
その点々と灯る小さな灯かりが、だんだんあたしに近づいてくると、お店の入り口から差し込む太陽の光にぼんやりと照らされて、その謎の物体の正体が分かった。
ソレは喫茶店のマスターが大事そうに抱えた、15本のロウソクに火が灯るイチゴと生クリームのバースデー・ケーキだった。
「ハァッピー・バァースデェイ・ディア・毬ちゃ~ん♪」
マスターの後に続くように、入り口のほうに集まってきた他のヒトたちの顔もぼんやりとだけど見えるようになった。
「ハァッピー・バァースデェイ・トゥー・ユゥー♪」
「…!」
あたしはそのとき感動して鳥肌が立った。


