恋舞曲~雪の真昼に見る夢は…~


「ワールドカップの応援に行くのはいいとしても、その試合に剛が出場してるかどうかは大いにギモンだわ」

「オレ様が日本チームの選手になれないっていうのかよ?」

「そんなの、無理に決まってる! …ってか100%絶対無理ってヤツ? 剛だってもうオトナなんだから、いいかげんそんな雲をつかむような夢は捨てて、もっと現実的な夢を見なさいよね」

「そーいう、マリヤだってヘンな夢を持ってるじゃねぇかよ」

「女のコなら、誰でもフツーにあのくらいの夢は見るよ」

「ケッ。“18で結婚して双子のガキを産む”だってぇ? フンッ」

ヒトを小馬鹿にしてみたいに鼻で笑う剛。

「そーよ! 悪いっ?」

「悪くねぇ。逆にナイスだ♪」

「え…?」

拍子抜けだった。



「だから18になったらオレ様と結婚しろ」



“キキィーッ!”