『この体勢じゃないと光の姫君の話はしないぞ? 』


『...うぅ...。』


(さっきのしおらしい冬夜はどこに? )


『...いじめっ子。』


『光栄だ。』


頬に唇か微かに触れてあたしは身震いした。


『光の姫君は...氷夜の初恋の女だ。』


静かに、突然冬夜が話始めた。


『顔は知らないが、愛らしい、朗らかな姫だったらしい。』