『あのう...。』


『何? 』


『凄く...緊張するんだけど? 』


ベッドの上に座ってて。


後ろには冬夜。


あたしの肩に顎が乗っていて。


簡単に言えば後ろだっこ?


視界には長い足に、首に回された腕とシルバーの指輪が幾つか嵌めてある指。


頬に吐息が微かに掛かる。

『何故? 』


『何故でもっ! 』