私の彼は王子で死神

『手前共のリーダーは冬夜様です。それに今のファミリア...あまり機能しておりません。』


『氷夜か? 』


魔王様が静かに問いかけた。


『はい...。あの方はファミリアを憎んでおいでです。』


『光の...姫君か? 』


(なんで今、光の姫君の話が...。)


秋雲さんがあたしをじっと見る。


『...本当に...よく似ておられます。氷夜様が動揺するのも良く分かる。』