『いくら僕の息子でも懲罰部隊は避けられないよ? そうだな...No.3ぐらいからが妥当だね? 君は強いから。』


『..好きにしろ。』


『さて...そこのお嬢さん?』


いきなり視線がこっちに向けられてあたしは慌て王子の背中に隠れた。


『冬夜が執着するなんて珍しい...出ておいで。』


一歩近づく。


『こいつに構うなっ! 』


王子が言った瞬間。


『五月蝿いよ? 冬夜。』


手のひらを素早く向けると王子はがくんっ、と膝をついた。


『くっ...。』