私の彼は王子で死神

『どうしてやるか? 』


一応疑問形で言ってるけど絶対何か意地悪な事考えてる顔。


『変な事したら叫ぶからっ! 』


『変な事? どんな事だ? 言って見ろ。』


唄うように、愉しそうに王子が言った。


『....っ。』


『言えないのか? 顔が赤いぞ。』


唇が触れそうな程顔を近づけて囁かれ、もう限界。


(この...どS死神っ! 叫んでやろうじゃないの! )