私の彼は王子で死神

『さて。』


あたしを抱き上げたまま王子がにやりと笑う。


(ひいぃっ! 怖い。)


そのまま白くて固い保健室のベッドに下ろされ、同時に王子が両手をついて真上からあたしを見下ろす。


『舞...覚悟はいいか? 』


『出来ませんっ! 』


『却下だ。』


(聞く意味ないじゃん! )


下から見上げているせいか長い睫毛と形の良い唇、綺麗な顎のラインがはっきりと分かる。