『あの...あたし...普通なんで女の子とは...。』


(いくら女の子でもこんな綺麗な子に言われると、どきどきしちゃうよ。)


『春影は男だ。』


王子が苦々しげに言った。

『おと...男っ! 』


目の前に居る美少女が男だなんて信じられない思いであたしはまじまじと見詰める。


『私の格好は趣味なの。でも女の子は大好きよ...得にあなたみたいな可愛い女の子はね...。』


(か...顔が近いっ。)


『たまんないわぁ...んーっ。』


だんだん顔が近づいてくる。


『ひぃぃぃっ! 』