(しゅんえい? )


その女の子は長い黒髪をみつあみにした清楚な感じのお嬢様って感じ。


化粧はしてないけどそれでも十分人目を引く容姿だった。


『あらっ! 可愛い女の子ねぇ...私好みだわぁ。』


その人はうっとりとあたしの頬を触った。


『...えっ...あの。』


『でも残念ねぇ...見られたんでしょ? 殺る前に私といい事しない? 』


(へっ? 殺るって? )


もう感覚が麻痺してるのか何を言われてもあまり怖くなかった。


それよりも女の子にこんな事言われた事の方が余程驚いたぐらいだ。