私の彼は王子で死神

『うっ...うわぁっ。』


男が背を向けて走り出すと王子はあり得ないぐらい高く跳躍して、頭上で鎌を一回転させて男目掛けて振り上げた。


『......!!!』


(血はいゃああっ! )


目を閉じたいけど閉じれない。


ブンッ!


あたしの予想に反して鎌は男の頭の上を通り過ぎた。

そして男はその場に倒れて動かなくなってしまった。

『...死んだの? 』