王子に銃をピタリと合わせて男は笑った。


『ガキはあまり殺りたくないが仕事だからな? 』


『お前はずる賢い。警察に捕まる事はない。よって俺が魂を刈り取る。』


なんの感情もない冷たい声で王子は言った。


『意味分かんねぇよっ!』


パァン...ッ。


『きゃあああっ! 』


あたしが叫ぶのと同時に王子が膝をついて倒れた。