『...氷夜、何しに来た。』


鎌を持ったまま冬夜が睨んだ。


『僕は姫に会いに来ただけだ...それと不届き者の始末とね? 』


(不届き者... 誰の事? )

『NO.3 、姫には手を出すなと言ったはずだが? 』


唇は微笑んでるけど氷夜さんの瞳は鋭くお兄さんを見てる。


『...はい。』


(なんか...嫌な予感がする。)


『あのっ...あたし何もされてません。』


『姫は優しいから。何時だって。』


何処か遠くを見るように呟く氷夜さん。