私の彼は王子で死神

『...舞さん...ごめんなさい。』


誰か泣いてる。


高城君?


『いたた...。』


頭がずきずきする。


目を開けると個室にあたしと...。


『はあああっ?! 』


あたしがもう一人?!


『僕だよ? 舞さん。』


『たか...高城くん? 』


『ごめんなさい...僕と兄さんはファミリアの懲罰部隊、NO.3なんだ...仕方ないんだ...。』


あたしはただ高城君を見詰める事しか出来ない。


声意外はあたしにそっくり。


って言うかそのもの。