ポンッと携帯を突き付けていた。
私はそれを仕方なく受け取る。
「裏の電池のとこのふた開けてみて。」
「何よ。さっきから人の事使いすぎ。」
文句を言いながら電池のふたを開ける。
ふたの部分にプリクラが貼ってあった。
そこには
清水さんと和磨がキスしてるのが写っていた。
「う・・・そ。
嘘よっ!!
こんなの・・・・・・
そうだこれは私と付き合う前でしょ。」
付き合う前に他の人とキスしたって言うのは嫌だけどそれは浮気じゃない。
付き合っている時じゃないよね。
私のそんな想いはプリクラの端っこの方に書かれている日付を見て呆気なく崩れさった。
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