僕の彼女は天使様

ロイの様子がおかしい。


『咲さん、大丈夫ですか? 僕がついていながら.......。』


『大丈夫だよ? 怪我もないし。』


ロイの背中に男が蹴りを入れる。


『やめて! 』


必死に叫ぶけど誰も助けてくれないし、ロイも無言。

私を空いているベンチに座らせて。


『三分だけ待ってて下さいね? 』


にっこり笑ってロイは男達と路地裏に行ってしまった。