僕の彼女は天使様

『 娘さんは? 』


『ああ...うちの父親が連れていっちゃってね...孫バカなんだから。』


あははと笑うルイさん。


『お前らはまだなの? 』


(...龍さん...僕達はそれ以前の問題で。)


『ああっ! 塩ないや...。』


ルイさんが慌てたように言った。


『私、買ってきます。』


咲さんがエプロンを外しかけたのを龍さんが止めて。

『ロイ、男同士で行ってこようぜぃ。』


僕の肩に腕を回して引き寄せた。


『龍...ロイに変な事しないでね? 』


『どうかなぁ? 心配か? 咲? 』