『...ごめっ...やっぱり無神経だったね。』


瞳を少し潤ませ咲さんが謝るから。


『良いですよ? 僕は構いません。』


『本当? 』


『はい。だからそんな顔しないで下さい...。』


『ん。』


僕はやっぱり咲さんが自分で思ってる以上に好きなんですね。


『髪...触って良い? 』


『はい。』


そっと、細い指先が遠慮がちに僕の髪に触れ、我慢出来ず咲さんの柔らかい唇にキスしてしまいました。


『んっ...。』


どうやら僕のスイッチが入ってしまった様です。