僕の彼女は天使様

『ラブラブだねぇ。』


『花梨さんっ...違っ...うわぁぁっ! 』


ゴンッ!


あまりにティアが抱きついてくるから僕は後ろから倒れ頭を思い切りぶつけてしまった。。


『何をしている? 』


呆れた顔で兄上が部屋に入って来る。


休暇中だったケルベロスも一緒だ。


ただケルベロスはものっ凄く機嫌が悪そうだ。犬の姿になっているが部屋に入ってからずっと低く唸り声を上げている。


『さて、ティアと言ったか? どうして天界から魔界に来た? 話せ。』


兄上がティアに向かって静かに問いかけた。