『ロイ? 荷物全部入れた? 』


『入れましたよ? 』


『ふふっ...楽しみだなっ!ありがとう、ロイ。』


咲さんが僕にぎゅっ、と抱きついてくる。


(....可愛いなぁ。)


この場で今すぐ押し倒したい気持ちを理性で抑えて僕は咲さんの額にキスをした。


僕と咲さんは明日から人間界に旅行なのだ。


咲さんがサンタクロースの国に来て半年、皆にも打ち解けて、仕事(企業秘密です。)も頑張ってくれているので僕から提案しました。


って言うのは建前で。