僕の彼女は天使様

『パパ。』


優希が微笑んだ。


(マジかよ...。)


同じ青い瞳に赤い髪。


表情は穏やかで優しそうだが何て言うか...。


凄く若く見えるけど同時に凄く歳を重ねたような。


上手く言えねぇけど。


表と裏、両方を兼ね備えたって言うの?


かっこいい奴は沢山居るけど、この人はそれだけじゃない何かがある。


そう思った。


『君は....! 』


視線を俺に移すと親父さんは驚いたように絶句した。

『まさか...いや...若すぎる...確か...。』