『大丈夫...大丈夫だ。王宮に帰ろう。ティアの側にいたいだろ? 』
兄上は僕の背中をとんとん叩く。
『...っうっ。』
『お前も酷い怪我だぞ? 泣くな..ティアは大丈夫だと言ったろ? それともお前の兄は嘘つきか? 』
泣きたくない。
こんな時だけ優しい兄上はずるい。
僕は首を左右に振った。
『よし。じゃあ帰ろう。』
そうして僕は。
兄上と子供の時のように二人で王宮に帰った。
兄上は僕の背中をとんとん叩く。
『...っうっ。』
『お前も酷い怪我だぞ? 泣くな..ティアは大丈夫だと言ったろ? それともお前の兄は嘘つきか? 』
泣きたくない。
こんな時だけ優しい兄上はずるい。
僕は首を左右に振った。
『よし。じゃあ帰ろう。』
そうして僕は。
兄上と子供の時のように二人で王宮に帰った。

