ティアの瞳が見開かれた。

『本当? もっかい...言って? 』


『何度でも言ってやる、毎日、毎時間、毎分 言ってやる...だからしっかりしろ! 』


『蓮...大好き。』


ティアは瞳を閉じた。


『...はっ...かはっ...ケルベロスっ。』


『蓮様? 』


『ティアを...王宮へ...結界を...。』


怒り、悲しみ、後悔、苦しみ。


全ての感情が嵐のように僕に襲い掛かる。