僕の彼女は天使様

『どうしたらティアを解放してくれる? 』


『何もしなくていいてす、そこに座って居て下さい。』


『わかった。』


僕はその場に座る。


痛めつけられるのは分かっていた。


でもティアが苦しむよりはこっちの方が何百倍もましだ。


『蓮様! 』


『ケルベロス頼む...動くな。』


低い唸り声を上げケルベロスは牙を見せた。


『地獄の番犬殿が動いてもいけませんよ? 』


『早くしろ。』


僕が言うと、頭に強い衝撃が襲った。


『...ぐっ! 』