僕の彼女は天使様

『ああ。まだ飛べる状態じゃない筈だ。まずいな...王宮の外は治安が良いとは言えん。まして天使だ、凶悪な奴に捕まれば...。』


『探してくるっ! 』


(もしティアに何かあったら僕は...。)


『俺も行こう...蓮の大事な女だ。全力を尽くす。』

兄上が僕を見て力強く頷いた。


『...ありがとう。兄上。』


『大丈夫。ティアは見つかる...ケルベロスっ! 』


『はい。お側におります。』


『ティアの気は探れたのか? 』


『それが...一向に。もしかするとかなり衰弱しておられて気がかなり弱まっている...。』


ケルベロスの言葉を最後まで聞かずに僕は走り出していた。


『ケルベロス! 蓮と行けっ! 』


兄上の声が遠くで聞こえた。