僕の彼女は天使様

『困った天使様だ...大丈夫、嫌いじゃないし迷惑でもない。』


『本当。』


ティアの顔が一瞬で笑顔に変わる。


『ああ。』


『良かった。蓮ちょっと笑ってくれた。』


次の瞬間ティアは糸が切れたようにすやすやと寝息を立ててしまった。


両腕はしっかり僕の身体に回されている。


暖かい。


誰かと一緒に寝るっていい物だ。


(ただ...密着し過ぎるのも困る...ティアの柔らかい身体が当たって...その。)

情けない事に僕の身体はかなり反応していて。


『今日、徹夜かも。』


無理やり僕は瞳を閉じた。