僕の彼女は天使様

『…成績がっ…う…落ちて…沢山勉強しても…挽回出来なくて…っ』


そのお方、明様は泣きじゃくりながら私を見て言われました。


『そうですか…』


『そんな事…って言わないの? 』


『は? 』


『父さんも母さんも…頑張りが足らないって…そんな事でいちいち悩むなんて弱いって…世の中にはもっと辛い人が沢山居るって』


『でも明様は死にたくなる位辛かったのでしょう? では<そんな事>ではないと思われます。人の悩みの程度など他人が決めるものではありません』


『…君…変わってる』


瞳を大きく見開いた明様は迷子の子供の様で、何故か幼少のマスターを思い浮かべてしまいました。


もう…完全に放って置くことは出来なくなりましたね?


私の悪い癖でございます。