僕の彼女は天使様

『れーんーっ! 』


『止まれっ! 』


『ん? 』


ティアが部屋の真ん中で立ち止まり首を傾げて僕を見る。


なんとか抱きつきは逃れたようだ。


(しかし...。)


白いシンプルなワンピースが良く似合っている。


髪も櫛でといて貰ったのか金色で艶々。


透けるような白い肌。


大きな瞳は僕を捕らえて離さない。


(これは...ヤバい。ちょっと可愛いらしいぞ。)


『ゆっくり...こっちに来い、飛び付きはなしだ。分かったか? 』


『んー? 嫌。』