『う...。』


凄い倦怠感。


(身体...重い。)


『咲さん! 気がつきましたか? 』


今にも泣き出しそうなロイの顔。


『すいません...無茶し過ぎました...。』


そんなロイに思わず笑ってしまう。


『咲さん? 』


『あのね...嬉しいんだよ?』


『え? 』


『それだけロイが自分を見せてくれたって事でしょ?
だから。』


『僕も自分自身にびっくりしてると言うか...でも咲さんの身体に負担を掛けたのは事実ですし...。』


『ね? ロイって実は経験豊富なの? 』