僕の彼女は天使様

『や...っ...。』


ロイの唇が、私の首筋に触れ、耳朶を軽く噛む。

『...止めますか? 』


低い声と熱い吐息。


『意地悪...しないで。』


瞳を閉じて懇願する私の耳に小さな笑い声が聞こえた。


『今日の僕は優しくないですよ? 覚悟して下さい。』

『....っ...。』


指と唇が容赦なく攻め立て、何度も身体が震え、涙が流れた。


『...綺麗ですよ、咲さん....知ってますか? 』


鎖骨の上を指先で軽くなぞりロイが言った。