その手紙を、恭子さんの遺影の前で読んだ。

 その後、その手紙を遺影の横にそっと飾った。




 両手を合わせて、目を瞑った。



 ごめんね。

 
 そしてありがとう。


 アタシ達またどこかで会うよ。きっと。


 恭子さんが生まれ変わったらね。


 虫でもいいからさ、生まれ変わってよね。


 それで、アタシに聞いてよね。「つらくない?」って。


 そしたらアタシ、素直に話すから。つらいこと。






 サツマイモ味噌汁ありがとうね。







                   ★サツマイモの味噌汁★  完