「それがよ~、いいところで邪魔が入っちゃってさぁ。参ったよ」 あからさまに、私に向かって話す渋谷君。 そりゃあ、邪魔したのは悪かったけど……わざとじゃないしっ! 「誰かって、このクラスの奴か?」 「あぁ」 コイツ、みんなにばらす気だ!周りの奴等も必死に詮索し始めた。 もし、ここで私だと分かったら、先生にチクったのも私ってことになるじゃん! どうしよ~ 「俺だよ!」