ほ ろ 苺

「ねえ、一緒に行く?」
また、あの笑顔・・・

「・・・・いいよ」
まるでどこかにいるツンデレ嬢の
ような態度に一瞬後悔した・・・が

彼はそれでも直笑顔だった
私は素直に可愛いなぁ・・と想った。


話しはその後、結構弾んだ

彼は私の隣の中学校で

2歳年下の弟が1人いる




気づけば校門前・・・


「あ、もう着いちゃったね~」

「ん?・・・そうだね」

さっきのツンツンした態度が
いつのまにか、普通に対応していた


「なあ?一緒に教室までいくか?」

たったそれだけ・・・
一緒に教室に入るだけ


なのに思わず笑顔で


「うん、行く!」

と大きい声で言ってしまった

子供っぽい自分に恥ずかしくなった


だけど彼は
「・・・唯、笑うと可愛いーじゃん」


笑って頭を撫でてきた

「!・・・・・・//」

そんな直球に言われると
尚更照れるよ・・・


そう想いつつも嬉しかった




教室に入ると結構揃っていた

静かに自分の席についた

すると後の席のコが

ツンツン・・・と背中をつついてきた