いつも、沙羅様沙羅様言って堅苦しい感じだったけど…。 「もしかして、俺意外?」 「…うん。意外」 「そりゃ、そうだよ。いつも頭下げてる仕事だから、普通の俺見たらびっくりするよな」 「…そうだね」 「あ、こっち」 「?」 沙羅の手を優しく引っ張った。 「どうしたの?」 「ほら、綺麗な貝殻」 …またそうやって優しい笑顔を見せる。 創也はかがみ、あるひとつの貝殻をとった。 「…きれぇ」 それは鮮やかな光沢を魅せる貝殻。