あ、いたんだ秋山さん…。 「…信じられない。お姉ちゃんも拓真もこのこと前までは知ってなかったんでしょ!?驚かないの?」 「うん、知らなかったよ。でも、お金持ちになれるんだよ?豪邸だよ?夢みたいな話じゃない♪」 「ねぇちゃんって夢ねぇーよなあ」 …私、この人たちとホントに血つながってんの?なんで、普通に受け止められるの? 「おじさま、シャンパンご用意できました」 「ああ、そのへんに置いといてくれ」 「…」 沙羅はあ然としている。