――

「美優、起きろ」



「んー…」



潤也に体を揺さぶられ、目が覚めた。



「おはよー」



「もう昼だ。軽く食べとけ」



「うん…」



時計を見ると丁度12時になっていた。



私はベットから降りて、サンドイッチが置いてある机の前に座った。



「大丈夫か?」



「うん、だいぶね」



…やっぱりおかしい。



サンドイッチを包むビニールを書いてある手順通りに破る。



「もしかしてずっとココにいた?」



「お前が寝てる間は自分の部屋にいた」



「そっか。じゃ、いただきます」



サンドイッチを口に運ぶ。



「…うん、おいしい」



「じゃあ、俺帰るわ。顔色よくなった感じだし」