祐介が…私を抱きしめてる…? 「…ゆぅ…すけ?」 「普通さ、女一人が男の部屋、入ってくるかよ…」 「え、だって…」 どうしよう…。どうしたらいいんだろう…。 「…期待しちまうだろうが」 「え?」 聞こえなかった。 「もう少しだけ…」 私は祐介の手を振り払うこともそっと祐介の腕に手を添えることもできなかった。 ただ、どうしようと戸惑っているだけ。 お笑い番組から聞こえる笑い声だけがこの部屋に響いていた。