――

「なー美優ー」



「何ー?」



私たちはコンビニの袋を持って公園のベンチに座っていた。



「今の仕事、楽しー?」



春樹は夜空を見上げて言った。



「うん、楽しいよ。いっぱい友達出来たし…」



「そっか。もう1ヶ月も経つんだもんなー」



私はいつしか春樹の月夜に照らされる横顔に見とれていた。



「美優はさ、ずっと俺たちの仲間だからな」



ニッと春樹は笑った。



「…」







ねぇ、春樹。







私、あなたのことが好きです。