「…ありゃ」



「島…オーナー、どうかしましたか」



潤也、島田、って言いそうになってるし。



まぁ、本人の前ではオーナーって呼ばないといけないらしい。



「新しいメンバー?よく集めてきたね」



オーナーは30歳とは思えない若さ。車イスに乗っていて、足が不自由みたい。



綺麗な顔…。それに男の人っていう大人の雰囲気を感じる。



「花崎美優って言うの♪霧本の埋め合わせになるんじゃない?」



蓮華さんが私の代わりに言った。



霧本っていうのは前、この班にいた人かな?



「…まぁ、いいんじゃないかな。なんか、馴染んじゃってる感じだしね」



チラとオーナーが私を見た。



「あ、よろしくおねがいしますっ」



「よろしくね。君、今いくつ?」



「え…16ですけど」



「え゛っ」



春樹が変な声を出した。



「美優、そんなに若かったの!?マジ…」



「あー!春樹、失礼じゃない!」



え?私、老けて見えてたの!?