ドタドタと部屋にあがってきたのは祐介って人。



「あれ?みんな来てたの?…へぇー、この子が新しい子?」



その人は私の顔を覗き込んだ。



「結構かわいいじゃん」



「ちょ、私の美優をへんな目で見るな!!」



私と祐介さんとの間に蓮華さんが入ってきた。



「ったく、蓮華はかわいいモン、好きだよなー。美優ちゃんって言うの?俺は皆田祐介[カイタユウスケ]。よろしくね♪」



「あ…はい。よろしくおねがします」



祐介さんはよく笑う人だ。



「じゃ、オーナーの所に行こうぜ」



春樹に続いて、みんな立ち上がった。