ピンポーン♪



「あ、誰か来たみたいだな。美優、行ってくれ」



「うん」



私はベットから降りて、玄関へと向かった。



ガチャ



「…誰だアンタ」



そこにいたのはまたしてもイケメン。でも私好みじゃないな。軽そうだもん。



少し長めの茶髪にいかにも遊んでますっていう雰囲気持ってるし…。



「何?春樹の女?」



なんの表情も変えずに私に言った。



「ち、違いますっ!!」



何私は焦ってんだ!今日、会ったばかりの人だぞ!



すると顔の横に春樹の顔があった。



「よ、潤也[ジュンヤ]。どした?」



「よう。この女何?お前の彼女か?」



「ちげーよ。ちょっと助けてやっただけ。中入る?」



ちょっとその言葉に落ち込んでる私。



「いや、いい。島田の書類持ってきただけだ。ホイ」



潤也って人は春樹に茶色い封筒を渡した。