【中編】糸[続編追加]

「へっ?マジで....」


私は、頷いた。


私とりっくんは、見つめ合った。


「茉李。目、瞑って。」


私は、りっくんの言うように目を瞑った。


「茉李、好きだよ。」


りっくんは、私に耳もとでそう囁いてキスした。


軽く触れるキス。


私が目を開けるとりっくんは優しく微笑んだ。


「茉李、もう一回いい?」


私は、もちろん頷いた。


今度は長めのキス。


しかも、私が薄く開いた唇の隙間から舌をいれてきた。


ただでさえ、さっきがファーストキスなのに...


フレンチキスからディープキス。


私は驚きで固まったまま。


されるがままだった。


お互いの唇が離れると透明の糸が私たちをつないだ。


なんともいやらしく見えた。