【中編】糸[続編追加]

「茉李、ごめんな。」


学校をでてから達矢に謝られた。


私は、首を横にふった。


「いいの。一昨日にも見たの。」


「気にするな。茉李の彼氏と友達はなんでもないよ。」


達矢は、慰めてくれた。


「ありがとう。信じたいけどね。2人が何も言わないから...聞きたいけど、聞けなくて。」


やっぱり、達矢には本音が言える。


安心する。


大切な幼なじみ。


「まあ、茉李の彼氏が明日にはなにかしらしてくれるよ。」


達矢は、少しでも私を安心させようとしてくれた。


私は、達矢がいてくれてよかったと思った。


「てか、なんで転校してきたの?」


私は、聞きたいと思ったことを聞いた。


「はぁ〜。『達矢くんがいなくなってから、茉李ちゃんが変なの〜』って泣きついてきたんだよ。」


「翠のためによくやるね。」


私は、達矢の行動力に呆れた。


翠ちゃんの一言だけで。


「それだけじゃねぇから。父さんの転勤で戻ってきたんだよ。」



そうよね。


私と達矢が話しをしていたら家に着いた。


翠ちゃんはすでに学校から帰っていた。