そして職員玄関へ来るなり、靴を履いて、まだお昼の中外に出る。 「確かバス乗るところ一緒ですよね?」 満面な笑顔。 「はい」 俺も満面な笑顔。 「……それで……」 「はい?」 「今度どこか出掛けませんか?」 もじもじして名倉先生は言う。