◆遊園地の支配人◆+。


とにかく半分覚えられた。

「それじゃ、あがります」
俺は席を立ち、鞄を持つ。

「さよ―ならあ」
皆から言われて俺は会釈した。

すると名倉先生も立ち上がる。


「じゃあ私もそろそろ……さようなら」


「さよ―ならあ」

そう言ったら名倉先生は俺と一緒に肩を並べた。

「一緒に帰りましょ?」
ニコリと笑う笑みに、少し落とされた。


「は、はい………」

職員室のドアを閉めるといきなり腕を組み始めてきた。

「ねぇ、やっぱ飲みいかない?」
小声で囁かれるとなんか異様にセクシー。
でも…


「ごめんなさい……今日ちょっと忙しいんですよー」

「じゃあ私も手伝っていいですか?」

「え………結構ですよ!!」

「そっかあ…」
すっと腕をはずす。